「AIにやりたいことはあるけど、何て指示したらいいか分からない…」
そんな風に感じて、AI活用の一歩を踏み出せずにいませんか? 実は、たった一文を追加するだけで、AIがあなたの「やりたいこと」を完璧に理解し、必要な情報をすべて聞き出してくれる魔法のプロンプトが存在します。
この記事では、その「神プロンプト」の使い方を、実際の画面キャプチャ付きでAI初心者の方にも分かるように徹底解説します。しかも、記事内で使ったプロンプトはそのままコピーしてお使いいただけるようにプレゼントしています。これを読めば、あなたはもうAIへの指示で迷うことはありません。
この記事であなたが得られること
- ✅ AIへの指示が苦手でも、やりたいことを正確に伝えられるようになる「神プロンプト」
- ✅ 面倒な要件定義をAIに任せ、対話形式でサクサク作業を進める方法
- ✅ わずか10分で「採用応募フォーム(全7セクション・25問)」を自動作成する具体的なステップ
- ✅ 商談後の「議事録作成からメール送信」までを完全自動化する応用テクニック
- ✅ そのまま使えるプロンプトのプレゼント付き
目次
- そもそも、なぜAIへの指示は難しいのか?
- 魔法の「神プロンプト」を大公開!
- 実践!神プロンプトで「採用応募フォーム」を10分で作る
- 【応用編】商談後の面倒な作業を完全自動化する
- 従来のプロンプトとの比較
- まとめ:AIに「聞かせる」勇気を持とう
1. そもそも、なぜAIへの指示は難しいのか?
AIに期待通りの成果を出してもらうには、具体的で正確な指示(プロンプト)が不可欠です。しかし、AIを使い慣れていないと、「何をどこまで伝えれば良いのか」が分からず、結局AIが的外れな回答をしてしまう――そんな経験はありませんか?
実際、多くの企業様にAIの活用指導をさせていただく中でも、「やりたいことはあるんだけど、自分の中でもちょっと漠然としていて、細かく要件が決まっていない」というお声を非常に多くいただきます。そうなると「要件が固まってからAIを使おう」と先延ばしにしてしまい、結局AIを活用できないまま時間だけが過ぎてしまうのです。
例えば、以下は「採用応募フォームを作りたい」という要望を、詳細な要件をすべて自分で考えてAIに伝えた従来のプロンプト例です。会社名、使用技術(GAS)、募集職種、フォームの仕様まで、すべてを自分で書き出す必要がありました。

▲ 従来のプロンプトでは、会社名・技術仕様・募集職種・フォーム要件など、すべてを自分で書き出す必要がありました(モデル:Sonnet 4.6使用)。右側に完成したフォームが表示されています。
このプロンプトを書くこと自体が、初心者にはかなりハードルが高いですよね。しかし、今回ご紹介する「神プロンプト」を使えば、この面倒な要件定義の作業は一切不要になります。
2. 魔法の「神プロンプト」を大公開!
早速ですが、その魔法のプロンプトがこちらです。あなたの「やりたいこと」の後ろに、この一文を付け加えるだけです。
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(ここにあなたのやりたいことを書く) という指示をしようと思っているんですけど、指示で不足してる部分があればステップバイステップでユーザーに一問一答で確認してください。 ask_user_inputスタイルでお願いします。
たったこれだけです。 このプロンプトのポイントは2つあります。
ポイント1:「不足している部分を聞いてくれ」とお願いしている点
自分では気づかない抜け漏れを、AIが自ら質問して埋めてくれます。つまり、あなたが完璧な指示を書く必要がなくなるのです。
ポイント2:「ask_user_inputスタイル」を指定している点
これがこのプロンプトの核心です。ask_user_inputとは、Claude独自の機能で、AIがユーザーに対してポップアップ形式で質問を投げかけ、選択肢やテキスト入力で回答できるインタラクティブなスタイルです。これにより、長文を打つ必要がなく、選択肢をクリックするだけで要件を固めていくことができます。
重要:この
ask_user_input機能はClaude(クロード)独自の機能です。ChatGPTやGeminiでは利用できません。
3. 実践!神プロンプトで「採用応募フォーム」を10分で作る
では、実際にこのプロンプトを使って、採用応募フォームを作成する手順をステップバイステップで見ていきましょう。
ステップ1:Claudeを開いて、やりたいことを入力する
まずは、Claudeのチャット画面を開きます。モデルはOpus 4.6を選択してください(より高い推論能力を持つモデルの方が、質問の精度が高くなります)。
そして、あなたのやりたいこと(今回は「採用募集のための応募フォームを作成したい。」)を入力します。ただし、このまま送信してはいけません。 このままだと、AIは情報が足りず、的確に動いてくれません。

▲ 「採用募集のための応募フォームを作成したい。」とだけ入力した状態。このまま送信すると、AIは情報不足で的確に動けません。
ステップ2:「神プロンプト」を追記して送信する
やりたいことの後ろに、先ほどの「神プロンプト」を追記します。具体的には、以下のように入力して送信します。
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採用募集のための応募フォームを作成したい。 という指示をしようと思っているけど、指示で不足してる部分があればステップバイステップでユーザーに一問一答で確認して。 ask_user_inputスタイルでお願い。

▲ やりたいことの後ろに神プロンプトを追記した状態。右下のオレンジの送信ボタンを押して送信します。
ステップ3:AIからの質問に答えていく
プロンプトを送信すると、Claudeが以下のように応答します。
「結音さん、承知しました。応募フォーム作成に必要な情報を順番に確認させていただきますね。まずは基本的なところから伺います。この3点をまず教えていただければ、続けて雇用形態や必要な入力項目など、さらに詳細を伺っていきます。」
そして、画面下部にポップアップ形式の質問が表示されます。これがask_user_inputスタイルの特徴です。

▲ 「どの会社の採用募集ですか?」という質問がポップアップで表示されます。選択肢(1. NEXT INNOVAITION株式会社、2. 株式会社バントウ、3. 両方)から選ぶだけでOKです。下部には「↑↓で移動・Enterで選択・Escでスキップ」の操作ガイドも表示されます。
あとは、表示される質問に選択肢を選ぶか、簡単なテキストを入力するだけで、どんどん要件が固まっていきます。以下は、実際に聞かれた質問の一部です。
| 順番 | Claudeからの質問 | 回答例 |
|---|---|---|
| 1 | どの会社の採用募集ですか? | NEXT INNOVAITION株式会社 |
| 2 | フォームの作成形式はどれがいいですか? | Googleフォーム用の構成案 |
| 3 | 募集する職種を教えてください(複数選択可) | 営業・コンサル、エンジニア・開発、動画編集・クリエイター、インターン・その他 |
| 4 | 雇用形態はどれを想定していますか? | 正社員、業務委託、インターン、アルバイト・パート |
| 5 | 応募者の経歴情報はどう取得しますか? | 履歴書・職務経歴書のアップロード |
| 6 | 自由記述の設問(志望動機・自己PRなど)は入れますか? | はい |
| 7 | ポートフォリオやGitHubなどのURL入力欄は設けますか? | はい |
| 8 | 勤務形態について、フォーム上で伝える内容はありますか? | フルリモート |
| 9 | フォーム全体のボリューム感はどのくらいが理想ですか? | しっかり聞きたい(AI経験・スキル等も) |

▲ 「応募者の経歴情報はどう取得しますか?」という質問。選択肢から「履歴書・職務経歴書のアップロード」を選ぶだけです。

▲ 質問に答えるたびに、上部にQ&Aの履歴が蓄積されていきます。「勤務形態について」の質問では、フルリモート・出社あり・応募者に希望を聞くなどの選択肢が表示されています。
ポイント:自分の中で案が全く固まっていなくても大丈夫!
質問に答えていく形式であれば、自然と要件が固まっていきます。「あんなことしたい、こんなことしたい」を全部自分で最初に要件定義するのは難しいですが、AIが聞いてくれるなら答えるだけでOKです。
ステップ4:構成案の自動作成
全ての質問に答え終わると、Claudeが「ありがとうございます。情報が揃いましたので、Googleフォームの構成案を作成しますね。」と言って、約1分ほどで全7セクション・25問の詳細な構成案を自動で作成してくれます。

▲ わずか数分のやり取りで、全7セクション・25問の構成案が自動で出来上がりました。右側にはMarkdownプレビューで構成案の全体像が表示されています。
ステップ5:HTMLフォームの自動生成
構成案ができたら、「この構成案でGASで実装して、HTMLも作って」と指示するだけで、Claudeが本格的なWebフォームを自動生成してくれます。約5分ほど待つと、以下の2パターンが完成しました。
- パターンA: Googleフォーム自動生成スクリプト(GASファイル)
- パターンB: 独自デザインWebアプリ(GASファイル + HTMLファイル)

▲ 完成した採用応募フォーム。「RECRUITING」バッジ、「採用応募フォーム」タイトル、「フルリモート勤務」バッジなど、デザインされたフォームが自動生成されました。基本情報(お名前・ふりがな)から始まり、全7セクションのステップ形式です。
最初の指示からわずか約10分で、デザインされた本格的な採用応募フォームが完成しました。 自分で詳細な要件を一切考えなくても、AIとの対話だけでここまでの成果物が出来上がります。これが「神プロンプト」の威力です。
4. 【応用編】商談後の面倒な作業を完全自動化する
この神プロンプトは、もっと複雑な業務自動化にも応用できます。ここでは、「Zoom商談が終わったら、議事録を自動で作成し、商談資料と一緒にお礼メールを自動送信する」というワークフローを構築する例をご紹介します。
こういった複雑な自動化の要件を、最初から細かく考えるのは正直不可能ですよね。でも、神プロンプトを使えば、AIが必要な情報を全部聞いてくれます。
ステップ1:やりたいことと神プロンプトを入力する
やることは採用フォームの時と全く同じです。やりたいことを書いて、神プロンプトを追記するだけです。
【プレゼント】商談自動化プロンプト(コピーしてお使いください)
お客様との商談後に、レコーディングと文字起こしを自動で取得して、その内容から振り返り用の議事録資料を作成して、商談資料と一緒にメールで送信するのを自動化したい。 という指示をしようと思っているけど、指示で不足してる部分があればステップバイステップでユーザーに一問一答で確認して。 ask_user_inputスタイルでお願い

▲ 商談自動化のプロンプトを送信した画面。Claudeが「商談後の議事録自動化ワークフロー、良い構想ですね。いくつか設計に必要な情報を確認させてください。」と応答し、早速質問が始まります。
ステップ2:AIの質問に答えていく
採用フォームの時と同じように、AIが設計に必要な情報を一つずつ聞いてきます。かなり細かく、的確な質問をしてくれるのが印象的です。
| 順番 | Claudeからの質問 | 回答例 |
|---|---|---|
| 1 | 商談のレコーディング・文字起こしツールは何を使いますか? | Zoom標準の文字起こし |
| 2 | Zoomのプランはどれですか?(文字起こしの取得方法がプランで変わるため) | Zoom有料プラン(Pro以上) |
| 3 | 文字起こしから議事録を生成するAIはどれを使いたいですか? | Gemini API |
| 4 | 議事録資料の形式はどれが良いですか? | Googleスライド |
| 5 | メール送信はどの方法が良いですか? | Gmail(GASから自動送信) |
| 6 | 商談資料はどこに保管されていますか? | Google Driveの特定フォルダに保存済み |
| 7 | 送信先(お客様のメールアドレス)はどう管理していますか? | スプレッドシートで顧客リストを管理している |
| 8 | 自動化フローのトリガーはどのタイミングですか? | Zoom会議終了後に自動で開始 |
| 9 | 議事録スライドに含めたい項目はどれですか?(複数選択可) | 商談の要約、決定事項・合意事項、次回のアクション(TODO)、お客様の課題・ニーズの整理 |
| 10 | メール送信前に確認ステップは必要ですか?(誤送信防止の観点から) | 確認なしで完全自動送信でOK |

▲ 「Zoomのプランはどれですか?(文字起こしの取得方法がプランで変わるため)」という質問。プランによって実装方法が変わることをAIが理解し、的確な質問をしてくれています。

▲ 「議事録資料の形式はどれが良いですか?」という質問。Googleドキュメント、PDF、Googleスライド、メール本文に直接記載など、具体的な選択肢が提示されます。

▲ 「送信先(お客様のメールアドレス)はどう管理していますか?」という質問。スプレッドシート、Zoomの予約情報、手動入力、HubSpot等のCRMなど、実務に即した選択肢が並びます。

▲ 最後の質問「メール送信前に確認ステップは必要ですか?(誤送信防止の観点から)」。送信前に自分で確認、完全自動送信、議事録作成まで自動で送信は承認後、という3つの選択肢が表示されています。
ステップ3:自動化ワークフローの完成
全ての質問に答えると、Claudeが「ありがとうございます。これで必要な情報が揃いました。ヒアリング結果を整理すると、以下の指示文にまとめられます。」と言って、自動化の全体像をまとめた指示文を生成してくれます。

▲ Claudeが生成した「整理した指示文(案)」。使用ツール・環境(Zoom Pro、Gemini API、Google Apps Script、Gmail)と、ワークフローの各ステップ(Zoom会議終了後のトリガー → 文字起こしデータ取得 → 議事録生成 → Googleスライド作成 → 商談資料取得 → メール送信)が整理されています。
この指示文を基に、さらに「Google Apps Scriptでコードを書いて」と依頼すれば、今の一問一答形式でやり取りした内容が自動で組まれるような形で、専門家でなくても業務自動化の仕組みが作れてしまいます。
5. 従来のプロンプトとの比較
ここで、従来のプロンプトと神プロンプトの違いを整理しておきましょう。
| 比較項目 | 従来のプロンプト | 神プロンプト |
|---|---|---|
| 必要なスキル | 要件を自分で洗い出す力が必要 | やりたいことを一言伝えるだけでOK |
| プロンプトの長さ | 長文(数百文字以上) | 短文(やりたいこと+一文) |
| 要件の抜け漏れ | 自分が気づかない限り抜ける | AIが質問して埋めてくれる |
| 初心者のハードル | 非常に高い | 非常に低い |
| 成果物の品質 | 指示の質に依存 | 対話で要件が固まるため安定して高い |
| 所要時間 | プロンプト作成に時間がかかる | 質問に答えるだけなので約10分 |
| 使用モデル(推奨) | どのモデルでも可 | Claude Opus 4.6(推奨) |
従来のプロンプトでは4ステップのフォームだったのに対し、神プロンプトでは全7セクション・25問のより詳細なフォームが完成しました。AIが質問を通じて要件を深掘りしてくれるため、自分では思いつかなかった項目まで網羅されるのです。
6. まとめ:AIに「聞かせる」勇気を持とう
今回ご紹介した「神プロンプト」は、AI活用のハードルを劇的に下げる、まさに革命的なテクニックです。
重要なのは、「完璧な指示を自分で考えようとしない」 ということ。やりたいことの骨子さえ決まっていれば、あとはAIに「分からないことは聞いてね」と委ねてしまえば良いのです。
今のAIはかなり進化していて、AI側から人間に寄り添ってきてくれています。 そんなにAIについてプロレベルで学ばなくたって、ある程度AIの知識があって現場のことを理解していれば、AIを使えるような時代になってきています。
ただし、この記事を読んで満足するのではなく、絶対に自分で触ってください。 どれだけ学んで動画を見ていても、触らなかったら絶対にAIを使えるようにはなりません。逆に自分の手を動かせば、皆さんが思っているよりも、業務を自動化したりAIを使ってビジネスを進めるのは、意外とハードルは低いはずです。
ぜひ今日、この記事で紹介したプロンプトをコピーして、あなたの業務をAIに”丸投げ”してみてください。きっと、想像以上の成果に驚くはずです。
【プレゼントまとめ】この記事で紹介したプロンプト一覧
プロンプト1:神プロンプト(汎用テンプレート)
(ここにあなたのやりたいことを書く)
という指示をしようと思っているけど、指示で不足してる部分があればステップバイステップでユーザーに一問一答で確認して。
ask_user_inputスタイルでお願い
プロンプト2:採用応募フォーム作成
採用募集のための応募フォームを作成したい。
という指示をしようと思っているけど、指示で不足してる部分があればステップバイステップでユーザーに一問一答で確認して。
ask_user_inputスタイルでお願い
プロンプト3:商談後の議事録自動化
お客様との商談後に、レコーディングと文字起こしを自動で取得して、その内容から振り返り用の議事録資料を作成して、商談資料と一緒にメールで送信するのを自動化したい。
という指示をしようと思っているけど、指示で不足してる部分があればステップバイステップでユーザーに一問一答で確認して。
ask_user_inputスタイルでお願い
この記事が役に立ったら
ぜひ実際にClaudeで試してみてください。そして、どんな業務を自動化できたか、コメントで教えていただけると嬉しいです!

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